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シャンパーニュ ヴーヴ モンシニー ブリュット セレクション*ALDIで22.99ドルのシャンパンを買いました【ワイン日記】

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「シャンパーニュはどうして高いと思いますか?」

十数年前のある日、入社数か月のひよっこな私にシェフソムリエの先輩が聞いてきました。

当時ワインの知識がゼロだった私は、何を思ったか「うーん、シャンパンはシャンパンだから…?なんか一番派手だし…」というようなことをゴニョゴニョ答えました。

分からないなりに、数あるワインボトルの中でシャンパーニュが一番高貴に見えたのです。

今ならばどういう手間がかかっているだとかそれらしい理由も言えますが、改めて考えてみて、私の答えはあながち間違っていなかったのではないかとも思っています。

私にとってシャンパーニュは思い切ってお金を出す価値のある特別なお酒。

それなのにオーストラリアで22.99ドル、日本円換算で約1,730円のシャンパーニュ「ヴーヴ・モンシニー」を見つけたのが今回のお話。

 

シャンパーニュの価格相場

まず、オーストラリアで買える有名シャンパーニュの価格をいくつか挙げてみます。

全て、スタンダードキュヴェです。

※1AUD=75円で計算。

※参考:https://www.danmurphys.com.au/champagne-sparkling/champagne

 

  • モエ・エ・シャンドン 55.95ドル(約4,200円)
  • ヴーヴ・クリコ 66.50ドル(約4,980円)
  • テタンジェ 61.70ドル(約4,630円)
  • マム 48.95ドル(約3,680円)
  • ボランジェ 78.99ドル(約5,930円)

 

今回飲んだヴーヴ・モンシニーの2~3倍ですが、シャンパーニュと言えばこのくらいの価格。

22.99ドルって疑わしいほど安い。

  

Champagne Veuve Monsigny Brut Selectionについて

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ヴーヴ・モンシニーは、オーストラリアのディスカウントスーパーALDIで買えます。

ALDI公式ページには、ほとんど情報がないため自分で調べ始めたけれど、結局分かったことは少しだけ。

 

  • ヴーヴ・モンシニーは、エペルネのLeon Launoisで造られている
  • イギリスのALDIでも販売されており、こちらはPhilizot et Filsで造られ、価格は12.99ポンド(約1785円)
  • オーストラリアでは2019年6月のある記事で、モエ・エ・シャンドンを超えるとの評価

 

7news.com.au

 

さらにこの記事には、

  • ALDIが一日3,400本以上のペースでヴーヴ・モンシニーを販売している
  • 5つのワインコンペティションで賞を受賞している
  • イギリスではローラン・ペリエよりも高評価である

などが書かれていました。

 

 

ヴーヴ・モンシニーを飲んでみました

実は、シャンパーニュを飲むのが半年ぶりになりそうだったんです。

フランスワイン飲む暇ないくらいオーストラリアワインが面白く、シャンパーニュの味を忘れてたらどうしようと不安になってました。

しかし、ラッキーなことにヴーヴ・モンシニーを飲む3日前、シャルル・エドシックを飲む機会に恵まれました。

こんがり焼いたブリオッシュそのもの、濃い味シャンパーニュ代表のシャルル・エドシック。

ヴーヴ・モンシニーの前日には、グラニースミスをガブリとしたみたいなシャキシャキの豪プロセッコ15ドルを一気し、比較するコンディションはバッチリ。

 

ヴーヴ・モンシニーを飲んだ最初の一言は「うん、普通に美味しい。」でした。

普通に〇〇って言葉好きでないんですが、普通で安心したんです。

ちゃんとシャンパーニュの味や香りがします。

シャンパーニュ特有のイースト香は、そんなに強くないけれど柔らかい食パンみたいに優しく、蜜りんごみたいなぎゅっと甘くまろやかな果実味と、ほろ苦い後味。

泡はすごく生き生きとし、ポコポコ踊っています。

グラス1杯半ほど翌日に残しましたが、開けたての泡が元気過ぎてやっぱり翌日には疲れてしまったようで、弱くなっていました。

 

1本のワインとして23ドルでこのクオリティーは満足。

でも、このシャンパーニュはどういう時に選べばいいんだろうと悩みます。

憧れのシャンパーニュのはずなのに、どうしても「23ドルなのに」という枕詞が付きまとってしまうのです。

 

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シャンパーニュを飲むということ

シャンパーニュを飲むのは、私にとって特別なことです。

いつでもよそ行きでスペシャルで、ご褒美のような存在。

だから、その高揚感も含め嬉々として飲むのだと思います。

そしておそらく、シャンパーニュメーカー側もそう位置づけているはず。

 

私が初めてワインを習った先生はシャンパーニュの専門で、シャンパーニュほど工業的に造られたワインはない、と言っていました。

生産年の気候の良し悪しによってあれだけワインの出来や価格にも影響するのに、シャンパーニュはいろんな年のワインをブレンドして、そのメーカーの味をいつも同じにすることに全てを賭けている。

(良い年のみに作るヴィンテージシャンパンもあります。)

 

そして、メゾンの格を最大限に魅せるマーケティングで世に送り出され、シャンパーニュはいつでもキラリと輝いています。

このメゾンのこの味が好き、と思わせるシャンパーニュはやっぱり「ブランド品」なんだと思うのです。

 

オーストラリアに来てから特に、いわゆる高級ワインにあまり興味がなくなっていました。

高いから美味しいのは当たり前だけど、安くても美味しい、面白いがたくさんありすぎて。

 

でも、シャンパーニュだけは別格と考えてるんだな、と今回ヴーヴ・モンシニーを飲んで再認識。

私はシャンパーニュを飲むと決めたら100ドル冊握りしめ、覚悟を決めてボトルショップに行きます。

いつでも憧れの存在でいてほしいです。

 

だからやっぱり23ドルシャンパーニュの飲みどころは難しいけれど、スーパーの買い物ついでにカゴに放り込んでも罪悪感のないシャンパーニュがあってもいいのかな。

これは決して悪口ではないです。

ヴーヴ・モンシニー、すごく美味しくいただきました。

 

オーストラリアやイギリスに住んでいる皆様、もし飲んだ方がいらっしゃったら感想を聞いてみたいです。

 

お読みいただきありがとうございます!