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オーストラリア ニューサウスウェールズ州のワイン産地『オレンジ』へのショートトリップ【旅の予習編】

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オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のワイン産地「オレンジ」に小旅行に行くことになりました。

数年前にワインの教科書で見て「ワイン産地なのにオレンジって言うのか~」と思っていた場所。

まさか訪問できるなんて当時は想像もしていなかったので、かなり興奮しています。

オレンジという産地について、旅の前に軽く予習をしていきたいと思います。

英語が分からなくなった時「あぁ、あのことかも!」と理解するための予習でもあります。

 

オレンジの地理・気候

 

 

ニューサウスウェールズ州中東部に位置する都市。

シドニーから254kmの距離です。

電車だと4時間半と少し、車だと3時間半ほど、オレンジ空港があり空路での訪問も可。

年間の平均最高気温約18℃、平均最低気温約6℃。

昼夜の寒暖差は15℃以上の日もあります。

ここ数日毎日天気予報をチェックしていますが、シドニーよりも気温が3~5度ほど低い様子です。

 

マメ知識をひとつ。

オレンジは、茨城県牛久市と姉妹都市となっています。

ここは私の生まれ故郷からとても近く、世界一大きい大仏様「牛久大仏」がある市です。

まさかの発見に突然沸いてきたとんでもない親近感。

茨城が誇る牛久大仏の写真をおいていきます。

 

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オレンジのワインについて


Orange Wine Region

 

オレンジはオーストラリアで最も標高が高いワイン産地で、ヴィンヤードは600~1000mの高さにあります。

オーストラリア国内で標高600m以上に位置するヴィンヤードは全体の1%未満だそうです。

この地理によるヨーロッパスタイルの涼しい気候が魅力の一つ。

カノーボラス山の頂上からトワック渓谷の斜面まで、標高の多様性により様々な品種を生産することができます。

 

オレンジは1860年頃から、リンゴやサクランボの果樹園を中心に農業を行なってきました。

ブドウ樹が初めて植えられたのは1920年代ですが、ワイン用のブドウが本格的に生産され始めたのは1980年代。

ワインの産地としてGI(Geographic Indications)に制定されたのが1996年、初めてワイン・ショーが開催されたのが2002年です。

まだまだ新しい産地でありハンターヴァレーなどに比べると知名度も低いですが、だからこそブティックワイナリーのアットホームな雰囲気を楽しめるかな、と思っています。

 

オレンジで栽培されているブドウ

標高の高さと冷涼な気候を味方に、豊富なブドウ品種をうまく栽培しています。

  • シラーズ(245ヘクタール)
  • シャルドネ(211ヘクタール)
  • カベルネ・ソーヴィニヨン(186ヘクタール)

以上の3種で総面積1142ヘクタールの半分以上を占めていて、これはオーストラリアにおけるブドウ栽培の組み合わせ、消費者の需要とマッチしているそう。

メルローとソーヴィニヨン・ブランがそれぞれ120ヘクタールと少し、そしてピノ・ノワールとピノ・グリが続きます。

 

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品種の幅がとても広いのが特徴。

以下がオレンジで栽培されているブドウ品種です。

  • 低い標高にあるヴィンヤードは、シラーズ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンを前面に出した伝統的な品種が多い傾向。
  • カノーボラス山の斜面にある北向きの場所は、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、リースリングに最適。
  • ピノ・グリは、青々としたフレンチスタイルとしなやかなイタリアンスタイルの両方で作られ「ピノグリージョ」とラベル付けされている。
  • オレンジの東(ブレイニーシャイア)は涼しく、スパークリングワイン用の優れたシャルドネとピノノワールを栽培。
  • プロセッコは新入り品種ながら急速に増加中。
  • ヴィオニエはオレンジの気候に適しており、シラーズとのブレンドでフランスのコート・デュ・ローヌスタイルのワインも生産されている。
  • 気まぐれピノ・ノワールにもオレンジの生産者たちは上手く向き合い、ダークフルーツ系の複雑な味わいに仕上げる。
  • イタリア系品種はサンジョヴェーゼ、バルベーラ、ネッビオーロ、アリアニコ、モンテプルチアーノなど何でもあり。
  • スペイン料理が人気で、リオハと同じ大陸性気候のオレンジは、テンプラニーリョも当然栽培されている。

初期の開拓者たちがワイン造りを始める時に、個人的な好みで決めた場合もあれば、当時流行していたブドウを取り入れた場合もあり、試行錯誤の末にフルレンジなブドウ栽培になったというようなことも書かれていました。

一つの産地でなんでも飲める、これは面白いことになりそうです。

 

 

 

オレンジのワイナリー

オレンジには30ほどのワイナリーがあり、そのほとんどがティスティングや見学のために開放されています。

テイスティングは一人10ドル前後。

各ワイナリーのウェブサイトから予約が必要です。

ほとんどのセラードアの稼働時間は10時~16時なので、一日で回れる数は4つほどかと思います。

私たちは、到着日3軒、中日4軒、最終日2軒の計9軒訪問予定。

ワイナリーツアーもありますが、以前ハンターヴァレーとヤラヴァレーのワイナリーツアーに参加した経験から、今回は自分の行きたいところをじっくり見学したいと思いレンタカーを手配しました。

(運転は夫。飲まずに運転してくれると言うので、新しいiPhoneの購入を許可しました。)

 

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オレンジへの交通の便

シドニーからは、

  • 車で3時間半
  • 飛行機でひとっとび
  • 電車で4時間半(セントラル駅発~オレンジ駅着)

の方法があります。

私たちは電車旅を選び、こちらから事前に予約しました。

 

transportnsw.info

 

オレンジ到着後は公共交通機関でのワイナリー巡りは難しそうです。

駅周辺でレンタカーを借りましたが、レンタカー店は2つしかなく曜日によっては一時間しか開店していない日もあり、フレキシブルとは言えません。

電車の本数も少ないので、車での訪問が一番かと思います。

(我が家は長距離ドライブに慣れていないため安全第一で公共交通機関も使います。)

 

オレンジでの滞在

オレンジはワイナリーに滞在できる素敵な宿がたくさんあります。

その中からナッシュデールレーンというワイナリーのグランピングキャビンを予約しました。

すぐ隣がブドウ畑の最高立地です。

近くの肉屋さんでお肉を買ってBBQ、隣の果樹園で採れたフルーツで朝食、そしてワインはセラードアから、という夢のようなひととき。

 

こちらのOrange360という充実したウェブサイトで、宿・レストラン探し、ワイナリー地図など様々な情報が得られます。

訪問前には隈なくチェックすることをおすすめします。

 

www.orange360.com.au

 

久しぶりの旅にワクワクが止まりません。

きちんと学んでしっかり飲んでまたレポートしたいと思います。

いってきまーす!