先日、夫がワイン片手に帰宅しました。
「今日はさ、GSMにしたから!この帆みたいなデザイン、シンプルでかっこよくない?」と。
(※GSMはグルナッシュ・シラーズ・ムールヴェードルという3種のブドウの頭文字を表していて、オーストラリア特有のブレンドです。)
「予算内でしょうね?」なんて言いながら夕食時にいただきました。(我が家のワイン予算、1本20ドル。)
夜ごはんのあとTwitterのタイムライン見ながらダラダラ飲んでいたら、同じくシドニーに暮らすLuluさんもタイムリーに同じ生産者のカベルネ ソーヴィニヨンを飲んでいらっしゃいました。
Robert Oatleyのこの赤ワイン🍷裏に書いてあるフレーバーの表現からして絶対美味しいんだろうなって思ったら本当に表現通りの味だった😳Oatley家は🇦🇺のビリオネラリッチファミリーでハミルトン島や壮大ワイナリーも所有。Robert Oatleyは優秀なヨットマンでラベルのイラストを見れば彼のロマンが伝わる pic.twitter.com/yBuB5YfDDk
— Lulu@ギリホリからシドニー海外移住 (@Lulu33750247) 2020年7月27日
オーストラリアワインなんて無限にあるのに、私がフォローさせていただいてる方お酒飲む方多くないのに、偶然がすごく嬉しくて…。
街で日本人を見かけると「まさか彼女がLuluさんじゃないか」とへんな目でみてしまう怪しい私です。
ロバート オートレーのワインを飲んだ感想と、ワイナリーについて調べたことを書いてみました。
Robert Oatley Mclaren Vale GSM 2018
産地 | 南オーストラリア州 マクラーレンヴェール |
---|---|
品種 | グルナッシュ シラーズ ムールヴェードル |
生産年 | 2018 |
タイプ | 濃厚で力強い |
価格 | 24AUD |
たっぷりとしたアルコール感や芳醇な果実味は感じられるもの、こってり重いだけでなく様々な香りや味わいが取れる複雑なワインでした。
ブルーベリーやプルーンのような果実香のあとに、ゴートチーズのような香りがするんです。
なんとも言えない獣っぽさ(とても良い意味です)と、ミルキーさ。
それはクセとか鼻につく香りではなく、ワインにうまく溶け込み、いつまでも飲んでいたくなるような飽きない味でした。
均衡のとれた高貴なワイン。
ロバート オートレー ワインズについて
[公式HP] http://www.robertoatley.com.au/
ロバート オートレー ワインズは、2006年家族経営のワイナリーとして設立されました。
創業者のボブ オートレ―さんは、ワイン・観光・コーヒー・ヨットの分野で国内外で有名になった多方面に才能のあふれる方。
ブドウ畑・ワイナリーを始め、ハミルトン島での豪華な観光事業に至るまで、多様な家族経営のビジネスを築き上げます。
Luluさんのツイートにもあったように、ビリオネラリッチファミリー!
なんと日本でも有名なオーストラリアワイン「ローズマウント エステート」を設立したのもこのオートレ―さんだったそうです。
そしてついに、2006年から一族の名を冠したラベル「ロバート オートレー ワインズ」を立ち上げました。
ロバート オートレー ワインズは、3つのシリーズをリリースしています。
- マリタイムの影響を受けた爽やかでクリーンなイメージのシグネチャー シリーズ
- 特定の畑に焦点を当てたフィニステール(=「大地の果て」という意味)
- 最も価値ある畑のブロックから取れたブドウで最高の樽を使用したザ ペナント(=三角形の優勝旗の意味だと思います)
ラベルデザインの三角形は、ヨットの帆やペナント(優勝旗)を表していたようです。
ボブさんのこれまでの功績や夢が詰まったワインという感じがします。
今回飲んだシグネチャー シリーズでは、マクラーレン ヴェールのグルナッシュに力を入れているとのこと。
このGSMブレンドは、たくさんの賞を受賞したそうです。
(※GSMはグルナッシュ・シラーズ・ムールヴェードルという3種のブドウの頭文字を表していて、オーストラリア特有のブレンドです。)
ラベル裏に興味深いことが書いてありました。
1990年代初め、オーストラリア初のGSMをリリースしました。
正確には3種のブドウのブレンドは初めてではなかったですが、「GSM」という名を冠して売り出されたのはこのワインが初めてです。
「GSMの先駆け的ワインはこれだったのか!」と感動。
複雑で魅力的な香りに溢れるGSMの魅力を、改めて感じた素敵な夜でした。
夫よ、ナイスチョイス。
お読みいただきありがとうございます。
⇩日本で買えるGSM