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【アカデミー・デュ・ヴァン通学体験記】社会人3年目にボーナスをつぎ込んでワインスクールに通ったおはなし

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私は2010年にワインエキスパート受験を経て、2012年にソムリエ資格を取得しました。

資格取得前も取得後も、ホテルやレストラン、ワインショップなどで勤務をし、細々とですがワインに関わるお仕事をしてきました。

今はシドニーに暮らしているので、一本でも多くオーストラリアワインを飲もうと日々ワインショップに通い、このブログでワイン日記も書いています。

 

社会人3年目、わずかなボーナスをほぼ全て使い、ワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」に通った10年前の私の話を書いてみたいと思います。

決して安くないワインスクールですが、広大なワインの世界に足を踏み入れるにあたり「一年間スクールで着実に学んだ」ということは、私の基礎となりました。

ワインスクールに通おうか迷っている方ソムリエ資格取得を志す方、特に当時の私のようにワインを学び始めて間もない方の勇気になれば幸いです。

 

ワインを学ぼうと思ったきっかけ

新卒でホテルに就職し、体育会系と判断された私はレストラン部に配属。

フランス料理の食材名や料理用語、飲んだこともないワインなど、覚えることは山ほどありました。

泊まりの勤務もあり体力的にも辛かったですが、新しいことを覚えたりお客様に喜んでもらえることにやりがいを感じ、「この仕事大好き!」と思いました。

特に、職場の先輩がソムリエとして働く姿がとてもかっこよく、先輩の後をくっついて「あれはなんですか?」「これはなんですか?」と3歳児のように聞いて回る日々。

もちろん先輩もかわいがってたくさん教えてくれましたが、ある時その先輩が「アカデミー・デュ・ヴァン」というワインスクールに通っていたことが判明しました。

こんなすごい先輩も最初は学校に通ったのかと思い、「私も学校行ってきます!」と、アカデミー・デュ・ヴァン入学を決心するのです。

その頃はワインに関して何が分からないのか分からない状態で、教えてもらった色々な知識があっちこっちに散らかっているような感じでした。

 

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アカデミー・デュ・ヴァンに決めた理由

前述の通り、一つは憧れの先輩が通っていたこと。

もう一つは、表参道にあったこと。(現在は銀座・新宿・大阪・名古屋にもあり。)

田舎から上京して5年経っていましたが、おしゃれで大人な表参道に毎週通えるキラキラした生活を想像し胸を躍らせました。

そして最大の決め手は、ソムリエ資格受験対策講座ではないスクールに通いたかったことです。

受験どころではないほど無知であったので、ワインの一番初めの部分から学んでみたいと思っていました。

結果、私の場合は受験対策講座にしなくて正解でした。

もし受験対策講座にしていたら、理解の浅いうちから暗記に苦しめられワインが嫌いになっていたかもしれません。

  

アカデミー・デュ・ヴァンで選んだ講座

無料体験にも行きましたが、行く前から私の心はほぼ決まっていて、「Step -Ⅰ」という基礎講座に申し込みをしました。

無料体験講座に行った時のドキドキとワクワクは今でも忘れられません。

アカデミー・デュ・ヴァン 無料体験・説明会のご案内

 

Step -Ⅰは全20回の講座です。

1回の授業は、講義1時間とテイスティング1時間でした。

最初の授業は「ワインとの出会い」。

私が学びたかったワインの一番初めから始まります。

授業は、写真や地図が豊富なアカデミー・デュ・ヴァン専用テキストに沿って行われ、テイスティングは一回に6種類ほど。

私は一言も聞き逃すまいと殴り書きでとにかく書きまくり、それを家でノートにまとめていました。

社会人になって初めて自分のお金で通うスクール、絶対に無駄にはしまいと張り切っていました。

 

上期にStep -Ⅰ、下期にStep -Ⅱを受講し、その翌年には無事にワインエキスパートに合格。

その2年後のソムリエ受験もかなり楽だったことは言うまでもありません。

アカデミー・デュ・ヴァン Step-1の詳細はこちら

 

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なぜ受験対策講座を選ばなかったのか

ソムリエは資格を取ってからが大変だと、先輩方がよく言っていました。

ブドウのバッチを付けてしまったら、お客様から見れば「ワインのことを何でも知っている人」です。

もちろん私も資格取得後の方が大変でした。

生産者の事、教科書には載っていないお料理とのマリアージュ、新しい産地、ワイン界のトレンド、コスト管理など。

やっとワインの世界のスタートラインに立てた喜びは束の間、あまりに広くて深すぎる世界を目の前に身震いしたものです。

だからあえて受験に特化しない講座で、基礎から体系立ててしっかりと学び、暗記に縛られない知識を身につけたいと思いました。

それが出来れば、試験勉強は自分で出来そうな気がしていました。

 

授業以外のアクティビティや出会い

授業のあとにはワイン会が開催されることもあり、アカデミー・デュ・ヴァン横にあったレストランは「学食」と呼ばれていました。

受験対策講座ではなかったので、飲食店勤務の方だけでなく様々な年齢・職種の生徒がいて、いつも大盛り上がり。

社会に出て数年の私は、「あぁ、こういう方たちがワインを飲むんだな~」と漠然と思っていました。

当時私はクラスで最年少、いろんな方に可愛がってもらいました。

特に仲良くなったのが当時30代、40代でどちらもバリキャリの女性お二人。

会社帰りに素敵なワンピースで教室に駆け込む姿がとてもかっこよかったです。

学校外でもランチをしたり知らない世界の話をたくさん聞かせてもらいました。

お姉さんが私に「20代でしょ?これからなんだってできるね!3か国語はマスターできるよ!」と言ったバイタリティ溢れる言葉が忘れられません。

当時の私の生活では絶対出会えなかった方々と一緒にワインを学ぶことができ、勇気を出してワインスクールに行って本当に良かったと思っています。

 

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学校選びと同じくらい先生選びも大事

私はレストラン勤務だったのでソムリエの先生に習いたかったのですが、比較的都合の付けやすい月曜日の夜、となると酒販店を経営するおじさん先生しかいませんでした。

少し悩みましたが、無理に昼間や土日の講座を申し込んで出席できなくては意味がありません。

でもこの先生との出会いが私のその後を大きく変えることになるのです。

「おじさん先生」なんて書きましたが、すごい方でした。

ワインアドバイザー全国選手権大会の優勝者でありながら、かなり気さくな人柄。

当時、転職やソムリエ試験受験で悩んでパタパタしていた私に何度も激励のメッセージをくださり、ある時はご自身の仕事を通じて様々な経験をさせてくださいました。

その先生は今もう天国に行ってしまいましたが、私のワイン道と心の支えとなり、今でも「先生だったらなんて言うかな」と思いながらワインを飲んでいます。 

 

当時よりも講師数がかなり増えて様々なタイプの先生方がいらっしゃいます。

自分の職場やコミュニティーとは違った、幅広い分野で経験をお持ちの先生方に出会えるのも魅力の一つです。

  

アカデミー・デュ・ヴァンの充実した制度と幅広い授業

勤務先がホテルでシフト制だったため、毎週決まった曜日に休めないこともありました。

そんな時でも授業の振替ができ、一度も欠席することなく通うことができました。

現在は校舎数も増え、登録校以外でも振替が可能になり、ますます便利になっています。

 

また、講座数は150種以上。

一通り学んだ今だったら下記の講座を受けてみたいなぁとワクワクしました。 

 

日本ワインのテロワール

 

Vin Nature と Alsace

ワインテイスティングを見直す

 

おわりに 

私にとってワインスクールは、

  • 自分で稼いだお金を費やした初めての投資だったこと
  • 大海原であるワインの世界に足を踏み入れた覚悟の場所だったこと
  • 独りでは得られなかった知識や出会いに辿り着けたこと

などから、本当に大切な場所となりました。

そして、いつまでも学びが尽きることのないワインの世界ですが、「アカデミー・デュ・ヴァンで着実に勉強した」という事が、ほんの少しの自信になっています。

 

充実して幸せだった通学期間を思い出し、文章も熱く長くなってしまいましたが、ワインを学ぶどなたかの励みや勇気になればとても嬉しく思います。

お読みいただきありがとうございます。